虫の知らせの具体例:こんな時に感じる不吉な予感
虫の知らせ、それは何か良からぬことが起こる前触れとして感じる不吉な予感のこと。言葉で説明するのは難しいかもしれませんが、経験した人なら思い当たる節があるのではないでしょうか。
ここでは、虫の知らせが感じられるシチュエーションを具体的に見ていきましょう。
身内の不幸や事故の予感がする時
大切な人との別れの予感、それは虫の知らせの代表格と言えるでしょう。
例えば、遠く離れて暮らす親が体調を崩した時、何となく胸騒ぎを感じることがあります。
電話もメールも来ていないのに、「お母さんが倒れたんじゃないか」といった不安が頭をよぎる。
そんな時、実際に連絡をとってみると案の定、入院していたなんてことも。
また、親しい友人との予期せぬ別れを予感することもあるかもしれません。
一緒にいる時になんとなくぎこちなさを感じたり、笑顔に陰りを感じたり。
そんな何気ない変化から、その友人との関係が終わりを迎えるのではないかと感じ取ってしまうのです。
自然災害や事件の前触れを感じる時
虫の知らせは、自然災害や事件の前触れとしても感じられることがあります。
例えば、大地震が起こる前に、何となく空気が張り詰めていたり、鳥や動物の様子がおかしかったり。
そんな些細な変化から、「もしかしたら大きな地震が来るかもしれない」と感じる人もいるのだとか。
実際、阪神・淡路大震災の前に、そんな虫の知らせを感じた人の話もあったそうです。
また、事件や事故の前に、何となく嫌な予感がしたという話もよく聞きます。
いつもと違う経路で帰宅した日に、その道でバスジャックが起きていたなんてこともあるのだとか。
普段と違う行動をとったことで、事件に巻き込まれずに済んだのかもしれません。
体調不良や病気の兆候を察知する時
私たちの体は、時として虫の知らせを発するのかもしれません。
風邪を引く前に、なんとなくだるさを感じたり、喉に違和感を覚えたり。
そんな小さな変化が、体調不良の前触れだったりするのです。
また、深刻な病気の兆候を事前に感じ取ることもあるのだとか。
がんと診断された人の中には、診断される前から「もしかしたら自分はがんかもしれない」と感じていた人もいるそうです。
体のどこかに違和感を覚えたり、いつもと違う疲れを感じたり。
そんな変化を敏感に感じ取っていたのかもしれません。
人間関係のトラブルを予見する時
虫の知らせは、人間関係のトラブルを予見することもあるようです。
例えば、親しい友人との関係がギクシャクし始めた時、何となく将来の絶交を予感することがあるかもしれません。
一緒にいる時の会話がかみ合わなかったり、相手の態度に違和感を覚えたり。
そんな小さな変化から、友人との関係が終わりを迎えるのではないかと感じてしまうのです。
また、職場の人間関係でも虫の知らせを感じることがあるのだとか。
上司との相性が悪いと感じた時、何となく将来の解雇を予感してしまったり。
同僚との会話が以前よりも減ったことで、人間関係の悪化を感じ取ってしまったり。
そんな些細な変化が、トラブルの前触れだったりするのかもしれません。
虫の知らせ、それは一見不可解な現象ですが、私たちの五感がキャッチした小さな変化の積み重ねなのかもしれません。
普段から敏感に周囲の変化を感じ取る習慣をつけておくことで、大切なシグナルを見逃さずに済むのではないでしょうか。